今回は、学生なら要チェックのクレジットカード「JCB CARD EXTAGE(エクステージ)」をご紹介します。
このカードのおすすめポイントは、年会費無料でありながらも、高還元率を誇り、しかも海外旅行傷害保険も付帯する点です。
18歳から29歳までの方を対象として、中でも学生向けであることを公式ホームページでもはっきり打ち出しています。
海外旅行傷害保険が付帯していることから、卒業旅行で海外に行く時も活躍間違いなしです。
それではいってみましょう。
目次
JCB CARD EXTAGE(エクステージ)の基本情報
申込資格 | 18歳から29歳までの方(高校生除く) |
国際ブランド | JCB |
年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
基本還元率 | 0.5%(ポイントアップ制度あり) |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | - |
ETCカード | 無料 |
メリット
年会費が無料!
なんと5年間無料です。
また、家族カードも無料で発行できます。
5年後、自動的にJCB ORIJINAL SERIESの一般カードに切り替わります。
オリジナルシリーズの一般カードになると、条件付きで年会費が無料になりますが、後述するように、年会費無料で維持するためには、ある程度の決済の集中(=決済の拘束)が必要です。
この点は考えようによってはデメリットにもなります。
高還元のポイント制度
まず、入会後3か月間はポイントが3倍となり、基本還元率が1.5%になります。具体的には、100円=1.5ポイントです。
現在では、100円=1ポイントで高還元率とされる時代です。
そうした中にあって、JCBカードは100円=0.5ポイントとなっています。
ですので、期間限定ではありますが、100円=1.5ポイントは十分に高い還元率と言えます。
次に、入会後4か月目~12か月目はポイントが1.5倍となり、基本還元率が0.75%になります。具体的には、100円=0.75ポイントです。
基本還元率が1%を切るのが、いわゆる銀行系カードの特徴で、例えば三井住友カードも1%を割ります。
そして、初年度に20万円以上利用した場合は、翌年度もポイントが1.5倍のままで、基本還元率0.75%となります。
ただし、利用者を学生と仮定した場合に年間20万円以上の決済となると、食費や光熱費等をある程度このカードに集中させなければなりません。
決済を集中すれば達成可能ですが、集中し続けることとなると、いわば決済の拘束状態となり、少し自由度が低くなるように感じます。
集中決済のメリット
一方で、集中し続けることも悪いことではありません。
若いうちから利用実績(これをクレジットヒストリーといいます)を積み上げていくことは、社会的信用を積み上げていくことに他なりませんので、別のカードを作る時や、ローンを組むときに有利になります。
公共料金の支払いを設定しておけば、自動的に利用実績が積み上げられていきます。
積み上がった実績が、社会的信用になりますので、若いうちから積極的に積み上げていきたいところです。
また、JCBカードには、日本が誇る至高のブラックカード「クラス」があります。
この至高のブラックカードは、JCBカードを生活の中心として使い続けることで所有の道が開かれます。
若いうちからカードを育てていくのもひとつの楽しみでしょう。
ポイントは他にもこんなところで貯まる
低還元という少しネガティブなお話をしましたが、こうしたネガティブな面に対する対策も取られています。
例えば、スターバックスカードへのオンライン入金をこのカードで行うと、ポイント10倍です。
他にも、JCBオリジナルシリーズサービスというプログラムがあり、Amazonでは3倍、セブンイレブンでも3倍などと提携先限定で高還元となります。
また、JCBカード会員限定サイト「Oki Dokiランド」を経由してお買い物をすると、最大20倍のポイントが貯まります。
常に最新情報をチェックして、お得に使っていきたいですね。
JCBオリジナルシリーズの主なパートナー等の一覧は次の通りです。
提携店 | 倍率 |
高島屋 | 3倍 |
京王百貨店 | 3倍 |
小田急百貨店 | 3倍 |
セブンイレブン | 3倍 |
ビックカメラ | 2倍 |
スターバックスカード(オンライン入金) | 10倍 |
Amazon | 3倍 |
昭和シェル石油 | 2倍 |
タイムズパーキング | 2倍 |
一休.comレストラン | 3倍 |
ワタミ | 3倍 |
ドミノピザ | 2倍 |
Francfranc | 3倍 |
THE BODY SHOP | 6倍 |
Oki Dokiランドの主な提携店等は次の通りです。
提携店 | 倍率 |
Amazon | 2倍 |
楽天市場 | 2倍 |
ヤフーショッピング | 2倍 |
メルカリ | 3倍 |
イトーヨーカドーネットスーパー | 2倍 |
楽天24 | 2倍 |
マツモトキヨシ | 2倍 |
ビックカメラ.com | 4倍 |
honto | 2倍 |
iTunes store | 2倍 |
TSUTAYAオンライン | 2倍 |
楽天ブックス | 2倍 |
エクスペディア | 4倍 |
JCBトラベル | 2倍 |
じゃらん | 3倍 |
JTBトラベル | 2~3倍 |
楽天トラベル | 2倍 |
ユニクロオンラインストア | 2倍 |
i LUMINE | 2倍 |
ABC-MART.net | 2倍 |
ポイントの使い道
貯まったポイントの使い道を簡単にご紹介します。
まず、JCBは企業の特徴としてディズニー特典に強いとされています。
ですので、ポイントの交換先にはディズニーリゾートのチケットなどが用意されています。
他には、JCBギフト券やAmazonポイント等に交換できます。
貯めたポイントは以下のように交換できます。
移行先 | 必要ポイント数 | 金額等 |
キャッシュバック | 1 | 3 |
nanaco | 200 | 1,000 |
楽天スーパーポイント | 200 | 800 |
WAON | 200 | 800 |
Tポイント | 500 | 2,000 |
dポイント | 200 | 800 |
au WALLETポイント | 200 | 800 |
楽天Edy | 200 | 600 |
JCBプレモへのチャージ | 200 | 1,000 |
ビックポイント | 200 | 1,000 |
スターバックスカードへのチャージ | 200 | 800 |
JALマイル | 500 | 1,500 |
ANAマイル | 500 | 1,500 |
iTunesコード | 250 | 1,000 |
Google Playギフトコード | 250 | 1,000 |
nanacoカード | 550 | 2,000 |
Amazonギフトコード | 1,100 | 4,900 |
JCBギフトカードは以下のように交換できます。
交換ポイント数 | ギフト額 |
1,050 | 5,000 |
2,050 | 10,000 |
3,050 | 15,000 |
4,050 | 20,000 |
5,050 | 25,000 |
6,050 | 30,000 |
7,050 | 35,000 |
8,050 | 40,000 |
9,050 | 45,000 |
10,050 | 50,000 |
また、パークチケットへの交換は以下の通りです。
交換先 | 交換ポイント数 |
東京ディズニーリゾート パークチケット(1枚) | 1,600 |
東京ディズニーリゾート パークチケット(2枚) | 3,200 |
ユニバーサルスタジオジャパン スタジオパス(1枚) | 1,850 |
ユニバーサルスタジオジャパン スタジオパス(2枚) | 3,700 |
QUICPay内蔵でお手軽にキャッシュレス
QUICPayをご存知でしょうか。
QUICPayとは、電子決済サービスのひとつで、たとえばSuicaやiDなどの仲間です。
電子決済はコンビニでペットボトル1本を買うような、小さな買い物の決済ををスムーズなものにしてくれます。
こうした電子決済には2つの決済方法があります。
ひとつはプリペイド式。例えばSuicaのように、チャージして利用する形式です。
もうひとつはポストペイ式。QUICPayやiDがこれに該当します。
このポストペイ式というのは、決済された分だけ、後日支払となります。
つまり、クレジットカードで支払うのと同じ方式です。
まず、使った分だけの請求がされます。プリペイド式では余りが出てしまいがちですが、ポストペイ式ならそのようなことにはなりません。
次に、カードをケース等から出さなくても、かざすだけで決済できます。スマホと連携させれば、財布も不要です。
この点、スマホと言えばQRコード決済ですが、わざわざアプリの起動や画面の表示が必要になるため、QUICPayの方が段違いにスムーズです。
また、すこしマニアックな発想ですが、カードの摩耗が減ります。ミッキーデザインなど、デザイン重視で選ぶ方にとってはメリットです。
このように、QUICPayを利用すればお手軽にキャッシュレス生活を始めることができます。
さらに、QUICPayの利用でもポイントが貯まります。
nanacoと組み合わせると、さらにザクザクです。
海外旅行傷害保険が付帯している!
保障内容 | 保険金額 |
死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 最高100万円 |
疾病治療費用 | 最高100万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 |
携行品障害 | 最高100万円 |
救援者費用 | 最高100万円 |
若い世代に向けた、それも年会費無料のクレジットカードで海外旅行傷害保険が付帯するというのは、非常に大きな魅力です。
卒業旅行で海外に行く際に持っていくカードとして、大変おすすめです。
気になるところ
このカードは5年後に自動的にJCB ORIJINAL SERIES(以下、OS)に切り替わります。
このOSですが、年会費1,250円(税抜)となり、これを無料にするためには年間50万円以上の利用が条件になります。
この50万円の条件が、先ほどお話ししたことと同じく、メリット・デメリットいずれにもなり得ると思います。
しかも、OSはエクステージカードよりも還元率が低く(基本還元率0.5%)、この還元率は楽天カード等の高還元率のカードに劣ります。
すなわち、年会費を無料にするために、他の高還元率カードを差し置いて50万円の集中決済をし続けるのかどうかという、非常に悩ましい問題になるということです。
こちらも繰り返しですが、メリットとしては、利用実績(クレジットヒストリー)を積み上げることができます。
特にJCBカードには、育て上げた先に至高のブラックカード「クラス」が待っています。
ポイントを重視するか、将来性を重視するか、自分の好みをよく見極めてください。
とはいえ、この分岐に悩むのは5年後です。
5年間のうちにじっくりと考えれば良いと思います。
まとめ
今回は「JCB CARD EXTAGE」についてご紹介しました。
総じて、学生向けのカードという印象で、若いうちからJCBカードを使ってほしいという意図が伝わってきます。
ここで、今回のポイントをもう一度おさらいしてみましょう。
・年会費無料
・高還元のポイント制度
・QUICPayでお手軽にキャッシュレス
・海外旅行傷害保険が付帯する
還元率や年会費無料の条件といった点が若干気にはなりますが、こうしたことは5年間の間という長期間のお試し期間で十分に検討できますので、まずは使ってみてはいかがでしょうか。