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【2020年上半期 デスク周り部門】反響が多かった&買ってよかったモノ7選
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例えば、スマホに入れたお気に入りの音楽を聴きながら家事をしたい
こんな時、有線イヤホン(ヘッドホン)だとちょっと不便ですよね。
お風呂掃除するにも、アイロンがけするにも、音楽を聴きながらやりたいけど線が邪魔…。
でもイヤホンだとポロっとしてしまうかもしれないし、そもそも片方ずつ装着するのも面倒。
そこで、今回はソニーの「WH-H910N」というワイヤレスヘッドホンについて語ろうと思います。
家事ホンとして使っていますが、無線ですから取り回しも良いですし、掃除機の音はノイキャンで消せますので非常にはかどります。
それではいってみましょう!
目次
レビュー
早速結論からいきましよう。
細かいスペックが気になる方は、別途お調べくださいね。
音質
主な音の特徴は次の通りになります。
・全体としてスッキリとした元気な音
・高音はヌケがあってgood
・低音はタイトな鳴り
・フラットというよりドンシャリより
・分離感と解像度がちょっと弱い
より具体的にご紹介します。
いい点:ヌケが良くスッキリとした元気な音
若干のドンシャリです。スッキリとした音。
ドンシャリ代表、ベイヤーダイナミックの「DT990」よりもボーカルが近いので、歌声がしっかりと聴こえます。
低音がタイトなので、ゼンハイザーの「HD650」のように包み込む低音とは違ってロックやダンスナンバーといったスピード感のある音楽との相性が良いです。
高音はハイハットの音がそれなりにクリアに聞こえます。ノビている部類だと感じます。
どこまでもノビる〜ってわけではありませんが、同じソニーの「MDR-1R」や、後述するように、上位機種「WH-1000XM3」の高音よりはずっとクリアです。
「幕を張ったかのようなこもった音」だとゴキゲンな家事ができません。
気になる点:分離、解像度がちょっと弱い
欠点がないわけではありません。
音数の多いピアノ曲を聞いてみるとわかりますが、ちょっと分離感、解像度が弱いです。
でもこれって、家事などの作業に集中していたり、散歩の最中には気になりませんよね。
分離感や解像度は、本気リスニングの時に気にする部分です。
そもそも無線はどうやっても、分離感や解像度では有線には勝てません。
ですから、役割分担。
作業ホンはBTヘッドホンにおまかせ
本気リスニングは有線の高級ヘッドホンにおまかせ
これで十分ですね。
音質まとめ
ということで、ここまで音質についてご紹介しました。
総じて、このヘッドホンは低音から高音まで見通しが良いです。
音質面だけでも作業に没頭しやすい。
上でも書きましたが、無線は音質面で絶対に有線に勝てません。
音質にこだわるなら役割分担で解決しましょう。
利便性を優先するなら無線ヘッドホンだけでオッケーです。
★元気が出る音、スッキリとした音を求めている方
★家事や勉強などに向けてテンションをあげたり、集中を高めたりしたい方
価格はちょっと高いですが、上記の目的を持っているなら検討対象として◎
上位機種とは違い、元気な音なので、よほどの相手でない限り上位機種(WH-1000XM3)ではなくこちらをおすすめします。
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-H910
他の機能と付属品
続いて、他の機能や付属品に焦点を絞ってレビューします。
と言っても音質に比べるとアレなんで、ごく簡単にします。
付属品
まず付属品はこんな感じ。ごく簡単に。
・充電用のUSB type-c ケーブル
・有線接続用のケーブル
・袋
以上ですね。ヘッドホンなんでこんな具合でしょう。
ノイズキャンセル機能
次に、ノイズキャンセル機能。この機能は最近よく見かけるのでごく簡単に。
街中での使用には十分です。
また、次で紹介しますが、専用アプリによってノイキャンの効きの強弱を調整できます。
個人的にいいな、と思ったのは、右側のハウジングを手のひらで覆うと、外部の音が聞こえるようになるという機能です。
これで電車のアナウンスなどの聞き取りが楽にできます。
あと、家事ホンとして使っている私の感想としてひとこと。
アプリ連携
そしてアプリ連携。
ノイズキャンセルのレベルや、イコライザーの調整ができます。
この辺は、私が初めてノイキャンを体験した時(十数年前)からすると大きな進化です(あたりまえ)
ちなみに、下の画像中の「DSEE HX」をオンにすると、音質がアップできるかもしれません。
録音環境によって差が出る機能です。
たとえば、小さい容量に圧縮して録音している場合には効果が期待できます。
私は圧縮せずに録音しており、恩恵を受けることはないのでオフにしています。
録音の圧縮については細かくなるのでここでは語りませんが、ぜひオン・オフで聞き比べてみてください。
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-H910
上位機種「WH-1000XM3」を選ばなかった理由
ここからは上位機種「WH-1000XM3」を選ばなかった理由について簡単に書いてみます。
結論から。
・高音について、「幕を張ったかのようなこもった音」と感じたから
・低音が出すぎと感じたから
・良いところもあるが、1万数千円の価格差が大きすぎる
少し具体的に書きます。
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM3
幕を張ったかのようなこもった音
試聴機がいけなかったんですかね?
まっっったく高音が伸びていませんでした。
自宅にMDR-1Rという同じソニーのヘッドホン(発売は8年前)がありますが、同じレベルです。
シンバルやハイハットの音がぼやけてしまっていました。
低音の強さとあいまって、イージーリスニングには向いていると思いますので、長距離バスや飛行機などでゆったり聴くという目的には合います。
一方で、私は家事ホンとして元気が出る音、スッキリとした音を求めていましたので、すぐに検討から外しました。
低音が出すぎ
低音、といってもおおまかに2種類の表現がありまして、
包み込むような低音
リズムを感じるタイトな低音
というイメージです。
XM3はどちらかというと包み込む系の低音が、めちゃめちゃ出てました。
不自然なくらい。
全体として眠くなる音です。
良いところもあるが、1万数千円の差を埋められない
良いところというのは、音の分離感とノイキャンの性能です。
ピアノの音数が多い曲でも、しっかりと音の粒を表現できていました。
ノイキャンの性能も、飛行機のファーストクラスに導入されるくらいですので、十分に外音をカットできます。
しかし、高音・低音の質が家事ホンとしての目的と合わないうえに、外音カットの方法はノイキャン以外にもありますので、1万数千円の価格差を埋めるには至らないと判断しました。
以上、上位機種「WH-1000XM3」を選ばなかった理由でした。
念のため付言しますが、音の性質については、専用アプリのイコライザーでお好みの音に調整することができます。
(ただし、そもそも高音が出ないパーツを使用されている場合、物理的に限界があります。ソニーのMDR-1Rというヘッドホンはどうにもできませんでした)
まとめ&けぶろぐの編集後記
今回はソニーのワイヤレスヘッドホン「WH-H910N」のレビューをご紹介しました。
総じて、音質面・価格面ともに満足で、さっそく家事ホンとして活躍してくれています。
QOLの向上ですね!
イヤホンやヘッドホン選びはとても楽しいです。
毎回2時間はお店でウロウロしてしまいます(迷惑?)。
それぞれ個性があるので、理想のイヤホン、これ1個でオッケーというイヤホンに出会うことは稀です。
だからこそ、目的をしっかりと持って、使い分けを視野に入れつつ選ぶことになります。
最後に、「WH-H910N」と「WH-1000XM3」それぞれと、相性のいい目的を書いておきます。
★「WH-H910N」と相性のいい目的
元気が出る音、スッキリとした音を求めている
家事や勉強などに向けてテンションをあげたり、集中を高めたりしたい
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-H910
★「WH-1000XM3」と相性のいい目的
ゆったりとした、包まれるような音を求めている
飛行機やバスなど、外部音が大きい環境で音楽を聴きたい
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