今回は「おいしいコーヒーの楽しみ方」をご紹介したいと思います。
みなさん、コーヒーを口にする時、どういったポイントを意識しながら口にしているでしょうか。
もしかしたら、特に何も考えることなく口にしているかもしれません。
私は、特に何も考えずに飲んでいました。
ですが、こだわりを持ったカフェで、マスターこだわりの一杯をいただくようになって、少しずつ「もったいないな」という思いを持ち始めました。
そこで、「おいしいコーヒーの楽しみ方」を自分なりに勉強しましたので、シェアしたいと思います。
せっかくおいしいお店に行くならば、楽しみ方を知っておきましょう！
おいしさを決める4つの要素
コーヒーの味、おいしさを決める要素は4つです。
①香り
②酸味
③コク
④風味
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
この4要素を知ることで、好みのコーヒーを見つけることができますよ！
ポイント① 香り
「香り」はとても重要です。
人間の五感の中で、最も早く危機を察知するのは「嗅覚」だそうです。
また、「香り」は記憶にも関係しているとも言われており、香りを活かした記憶術も提唱されているほどです。
香りの生み出す世界はとても広いです。
目をつぶって、目の前のコーヒーの香りを感じてください。
その香りはあなたをどこに連れて行ってくれますか？
思い出の場所？
憧れの場所？
安らぎの地？
甘酸っぱい思い出？
じっくり楽しんで、好みの香りを見つけましょう！
ポイント② 酸味
この「酸味」が苦手！という方もいると思います。
私はまさにこの酸味が苦手でした。
しかし、こだわりのコーヒーを飲んでいくと、不思議と苦手でなくなるのです。
これは「こだわりの豆から出る酸味こそ、まさに豆の個性なんだ」ということに気が付いたからです。
「豆の個性」ということは、豆によって強弱があるということです。
具体的には、豆の産地によって酸味の感じ方が違います。
酸味を楽しめるのは中南米や東アフリカ産の豆です。
酸味が苦手な方はアジアや太平洋諸島の豆を選んでみましょう。
ポイント③ コク
コクというのは、舌の上に残る余韻や重みなどのことです。
重いとか軽いという表現は、ワインでも使われますよね。
ポイント④ 風味
風味とはここまでのポイントを総合した全体的な印象です。
印象なので、表現の方法は様々です。
「ナッツのような風味」「レモンのような風味」といった表現で、このコーヒーをのイメージはこう！というのを自分の言葉で表現します。
一例として、スターバックスコーヒーのホームページより引用してみます。
「スマトラ」という豆について、次のように表現しています。
深みのあるしっかりとしたコクとなめらかな口あたり、ハーブや大地を思わせる風味が特徴。忘れがたい印象を残してくれるコーヒーです。
引用：スターバックスコーヒーhttps://www.starbucks.co.jp/beans/dark/4524785083530/?category=beans%2Fdark
テイスティングしてみよう！
４要素について勉強（インプット）したら、実際にテイスティング（アウトプット）してみましょう！
おいしくいただく４ステップをご紹介します。
ステップ１ 香りをかぐ
ステップ２ すすってみる
ステップ３ 舌の上に広げる
ステップ４ 自分の言葉で表現
ステップ１ 香りをかぐ
まずは、香りを楽しみましょう。
目をつぶって、冷めないうちに、じっくりと。
香りに慣れてしまったら、自分の肌の香りをかいでみましょう。
鼻をリセットすることができますよ。
ステップ２ すすってみる
香りを十分に楽しんだら、空気と一緒にすすってみましょう。
瞬間、ぶわっと感じるものがあるはずです。
逃さないように、集中して。
ステップ３ 舌の上に広げる
舌全体を使って味を楽しみましょう。
酸味やコクをじっくり堪能してください。
ステップ４ 自分の言葉で表現
これが一番難しいです。
ですが、練習していくうちにイメージを捉えられるようになるはずです。
自分ひとりでじっくりと言葉を探すもよし。
目の前のひとやマスターと語り合うもよし。
SNSなどでシェアするもよし。
楽しみ方は無限です。
まとめ
今回は「おいしいコーヒーの楽しみ方」をご紹介しました。
ここまでのポイントをおさらいしましょう。
コーヒーの味を決める４要素
①香り
②酸味
③コク
④風味
おいしくいただく４ステップ
ステップ１ 香りをかぐ
ステップ２ すすってみる
ステップ３ 舌の上に広げる
ステップ４ 自分の言葉で表現
出し手がこだわりを持って、おいしく出してくれるコーヒー。
ならば受け手である私たちも、こだわりを持っておいしくいただきましょう。
