みなさんこんにちは!けってぃです!
以前、30代のリアルな貯金の事情をご紹介しました。
30代(と20代)のみんながどれくらい貯金しているのか、参考にしていただければと思います。
単身世帯の方はこちらの記事をどうぞ
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令和元年版!30代のリアルな貯金についてあれこれ調べてみた!(単身者向け)
続きを見る
二人以上世帯の方はこちらの記事をどうぞ
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令和元年版!30代のリアルな貯金についてあれこれ調べてみた!(二人以上世帯向け)
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詳しい数字、割合は上記の記事をご覧いただければと思いますが、私は「貯金ゼロ」や、「貯金100万円を目標」とする世帯が多いと感じました。
そこで今回の記事では、「貯金100万円」を目指す方に向けて書いていきたいと思います。
それではいってみましょう!
なお、当記事で提示するデータは、すべて、金融広報中央委員会が作成した「家計の金融行動に関する調査(令和元年)」によります。
目次
貯金ゼロって世の中にどれくらいいるの?
まず、貯金ゼロという世帯がどのくらいいるのでしょうか。
データをお出しします。ですが、
ですがその前に、貯金ゼロと言っても、各人の年齢や体調など、個人差によって年収、職業が違いますので、優劣のつけようがありません。
優劣のつけようがないので、決してまわりと比べてはいけません。
ということを確認したうえで、貯金・貯蓄ゼロの世帯のデータがこちらです。
20代 | 45.2% |
---|---|
30代 | 36.5% |
客観的にみてどう感じられましたか?
もし、結婚や出産等の大きなライフイベントを控えている中で、貯金ゼロならば、すぐに以下の実践をおすすめします。
100万円を貯金するということは
まず、100万円を貯めることがどのようなことなのか、しっかりとイメージをつかんでいきましょう。
毎月の貯金額にすると…
1年間で貯金する前提ですが、以下の計算になります。
100(万円)÷12(か月)=8.33(万円)
ということで、毎月83,000円ちょっとを貯金していくことで、年間100万円の貯金が可能です。
で す が
毎月83,000円の貯金って、この記事の想定読者(20代~30代)にとって、万人にできることとは思えません。
なぜか。
「毎月の給料からどれくらい貯金をしているのか」について、データがあります。
まず20代
5%~10%未満 | 11.0% |
---|---|
10%~15%未満 | 15.5% |
貯蓄しなかった | 27.1% |
次に30代
10%~15%未満 | 19.1% |
---|---|
20%~35%未満 | 18.0% |
貯蓄しなかった | 24.1% |
これらの数字をみると、30代の「35%未満」が最も貯金額が高いことになります。
では、毎月の給与の35%の貯金をした結果、貯金額が83,000円になるためには、いくらの給与(手取り)が必要なのか計算してみましょう。
83000(円)÷0.35(35%)=237142.8...
ということで、手取りとして約24万円が必要となります。
いかがでしょうか。
そもそも、35%の割合で貯金というのもかなりすごいと思います。
ということで、毎月83,000円の貯金が、万人にできることとはでないということが実感いただけたと思います。
1日に換算すると…
「ちなみに」というレベルの話になります。
毎月83,000円の貯金が決して簡単ではないということは確認済みですが、一応、1日ベースで考えてみます。
100(万円)÷365(日)=2,739.7(円)
ということで、1日(毎日)2,740円をねん出すれば、1年で100万円に届きます。
ねん出の方法は、理論上はこうです。
・支出を減らす(マイナスを減らす)
・収入を増やす(プラスを増やす)
・組み合わせる(マイナスを減らしつつ、プラスを生む)
このうち、支出を減らすのは限界があります。
そもそも1日3,000円も使っている方がこの記事を読んでいるのか…
ではなぜこんなことを書いているのか。
2019年より副業が注目されてきました。
毎日副業で3,000円稼ぐという理屈が、一応成り立つからです。
でもこの理屈もまた、多くの方に通用するわけではありません。
ボーナスと組み合わせる
毎日、毎月のハードルが高いならば、ボーナスを組み合わせましょう。
例えばこういう具合です。
毎月の貯蓄 | ボーナス(年2回を想定) |
5万円(年間60万円) | 40万円(半期ごとに20万円ずつ) |
4万円(年間48万円) | 52万円(半期ごとに26万円ずつ) |
3万円(年間36万円) | 64万円(半期ごとに32万円ずつ) |
2万円(年間24万円) | 76万円(半期ごとに38万円ずつ) |
いかがでしょうか。
こうしてみると、毎月の負担額を抑えることできるのがおわかりいただけると思います。
一方で、「ボーナスが出ない」という方で、毎月83,000円の貯金が難しい方もいると思います(金融広報中央委員会のデータを見ると、ボーナスが支給されていない世帯が一定数いらっしゃいます)。
その場合は、ここまでの話の前提を取っ払う必要があります。
1年で貯めるのが難しい場合は、長期的目線で
ここまでは「1年で」という前提がありました。
そもそも、1年で100万円を貯金するっていうことがすごいことだと思います。
各々の置かれている状況はもちろんですし、世の中にはお金を使わせようとする罠で溢れていますので。
ということで、少し広げて「2年間で100万円」ならばどうでしょう。
1年間で50万円の貯金で達成できます。
50(万円)÷12(か月)=41666.6...
毎月42,000円ペースです。
もしボーナスが出るならば、より目標に近づけると思います。
さらに広げて「3年間で100万円」ではどうでしょうか。
100(万円)÷36(か月)=27777.7...
毎月30,000円ペースです。
いかがですか?
3年(36か月)というのは、言うは易しですが、長いです。
ですが、取り組む価値はあります。
絶対に100万円を貯めるために
具体的な貯金のペースが見えたところで、今一度「絶対に100万円を貯める」という決意を固めましょう。
ここからは、「絶対に100万円を貯めるために」やるべきことをご紹介します。
貯金のルール
私が好きな本に「バビロンの大富豪」という本があります。
この本は、貯金に対する心構え・ルールを学べる点で非常に気に入っています。
「バビロンの大富豪」では、いくつかのルールが紹介されていますが、「まず自分に支払う」というルールがあります。
給料が入ったら、まず自分に支払いを済ませて、その後に他者への支払い=生活費の支出をしていくというルールです。
このルールを徹底していくだけで、100万円を貯めることができます。
貯金のルール
①まず自分に支払う
②残ったお金で生活費の支出を行う
まず自分に支払う
みなさんが口座を開いている銀行等の金融機関には、ほぼ間違いなく「定額自動積立預金」や「定期積金」といった名称の仕組みが用意されています。
一例(2020年2月現在)
三菱UFJ銀行 | 自動つみたて定期預金 |
三井住友銀行 | 特典付き積立 |
みずほ銀行 | みずほ積立定期預金 |
これらの預金というのは、あらかじめ預金者が指定した日に、口座から自動的に貯蓄預金に振替されるものです。
あるいは、「集金」という形をとる金融機関もあります。
給料日に指定しておけば強制的に「天引き」されますので、確実に貯金ができます。
ここまでを聞いて「なんだ、それなら知っている」と思われましたか?
そうです、「天引き」は誰もがおすすめする、確実かつ最強の貯金方法なのです。
他にも、勤務先で「財形預金」という仕組みがあるならば、それを活用するのも手です。
「財形預金」も天引きシステムのひとつで、貯蓄の目的によっては、利息に対する税が優遇されます。
毎月どれくらい貯金すればいい?
先ほど、給料の35%を貯金している世帯があるとご紹介しましたが、35%はかなり高い数字です。
私も40%の貯金をしていた時期がありましたが、それは実家暮らしだったからできたことです。
結婚して実家を出た今では、20%を目安に貯金をしています。
ご自身の目標達成時期に合わせて金額を設定してください。
ちなみに、ネットや書籍を見てみると、10%~20%を推奨している方が多いです。
ボーナスを貯金する
ボーナスって響き、いいですよね。
普段頑張っている自分へのご褒美♪
みたいな。
服やバッグ、靴や趣味、旅行もいいですよね。
でも少し我慢しましょう。
我慢を重ねて貯めたお金が、あなたを新しい世界に連れていってくれます。
家計を把握する
自分への支払いは済ませましたか?
済ませたらあとは、残ったお金で生活をするだけです。
しかし、残ったお金で生活できる環境になければ、貯金はできませんし、最悪、キャッシングやリボ払いに手を出すことになります。
そこで、家計の把握が必要になってきます。
やることはシンプルです。
①毎月の支出を洗い出す
まず、毎月のレシートとクレジットカードの利用履歴、そして自分の行動を確認しましょう。
そして「固定費」と「変動費」に分けます。
固定費…家賃や水道光熱費、保険やスマホの月額利用料です。
変動費…食費や交際費です。
②固定費を見直す
次に、固定費を見直しましょう。
食費や交際費といった変動費を減らすのは、ストレスがかかるおそれがあります。
野菜の10円を削る、とか、ペットボトルを削るというのは、方法としてはあるんですが、ストレスを伴いうるので万人にできるものではありません。
それよりも、格安スマホにしたり、保険料の見直しをするほうが簡単です。
家賃が安い家に引っ越すのも大きな効果が期待できます。
ただし、通勤に負担がかかると、結局過度なストレスになるのでほどほどに。
キャッシングやリボ払いをしない
キャッシングは、文字通りお金を借りることであり、リボ払いは支払いの先送りだけでなく、利息の支払いが発生します。
先ほどからお話ししている通り、「まず自分に支払いを済まし」、「残ったお金で生活する」ことが大事です。
自分への支払いを済ませても、これらの利用をすることは、「残ったお金で生活する」というルールが守れていないことになりますので、100万円は遠のいていきます。
100万円を貯めるメンタルが大事
貯金に慣れていないと、ここまでご紹介したルールや実践方法は、意外ときついです。
そうした中で「100万円の壁」を乗り越えるには、目的・動機が必要です。
この記事を読んでいる方は、何かしらの想いがあって読んでいると思います。
その想いを忘れないで下さい。
ただでさえ長い道のりなのに、世の中には誘惑が多いです。
最初はきついと思いますが、徐々に慣れていきますよ。
まとめ&けぶろぐの編集後記
ということでここまで、「貯金100万円の壁」を超えろ!2つのルールと今すぐできる貯金術という記事でした。
長い記事になってしまったので、最後にまとめます。
貯金のルール
①まず自分に支払う
②残ったお金で生活費の支出を行う
貯金の方法
①給与天引きで貯金する
②家計を把握し、支出を見直す
シンプルなことですが、意外とできません。
繰り返しになりますが、長い道のりであることと、道中の誘惑が多いからです。
突発的に大きな支出をすることもあるでしょう。
突発的な支出に関しては、自分のメンタルの問題ではないことが多いです。
であるならば、自分がぶれていない限り貯金は成功します。
みんなで頑張りましょう!