みなさんこんにちは!けってぃです!
今回は30代の貯金についてです。
30代に入ると、結婚や出産、マイホームの購入をはじめ、様々なライフイベントが目白押しになってきます。
かく言う私も、30代に入ったところでいくつかの大きなイベントを迎えてきました。
人生の大きな転換期になり得る30代のリアルをお伝えしていきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
今回は「単身者向け」の記事になります。
二人以上世帯の記事はこちら!
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令和元年版!30代のリアルな貯金についてあれこれ調べてみた!(二人以上世帯向け)
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目次
統計データの出自
今回の統計データは、金融広報中央員会による「家計の金融行動に関する調査〔単身世帯調査〕(令和元年)」をもとにしています。
また、20代の回答も併せてみていきます。
30代には31歳の方もいれば39歳の方もいますので、30代に入ったばかりの方には、20代のデータも参考になるでしょう。
30代の金融資産はどうなってるの?
ということで早速ご紹介していきましょう。
貯蓄ゼロの割合
それではまず、貯蓄ゼロ(金融資産非保有世帯)の割合を見てみましょう。
20代 | 45.2% |
---|---|
30代 | 36.5% |
なんと、20代においては約半数、30代においても3人に1人以上の方が貯蓄ゼロです!
20代と30代とのつながりを考えると、30代の数値に関しては、30代前半の方が多いと思われます。
若いうちは給料がまだまだ伸び切っていないうえに、飲み会等のイベントに勤しむ方が多いでしょうから、数値の大きさに驚きはありますが、決して不自然なものではないです。
ちなみに、単身者世帯を対象として調査していますので、結婚等のイベントが原因で貯蓄がゼロになったという可能性はありません。
ここから先、記事の便宜上「貯蓄ゼロ世帯=金融資産非保有世帯」という表現で取り扱うことにします。
金融資産の保有額(貯蓄ゼロ世帯を含む)
まず、貯蓄ゼロの世帯を含めたデータです。
平均値 | 中央値 | |
20代 | 106万円 | 5万円 |
30代 | 359万円 | 27万円 |
先ほどご紹介した通り、貯蓄ゼロ世帯がある程度ありますので、20代は特に数値が低いです。
30代については、中央値が27万円と低いものの、平均値では359万円となりますので、30代で給与が伸びてくるがわかります。
また、1,000万円以上の資産を保有している割合ですが、
20代→2.2%
に対して、
30代→12.6%
となっていますので、30代で大きく貯蓄を伸ばしているのがわかります。
こうしてみると、20代ないし30代前半の方は、貯蓄が少ないからといって焦りを感じる必要はない、とも見えなくはないです。
ただし、結婚や出産といった大きなイベントを30代前半で迎えたい、と考えている方は、一刻も早く備えるべきです。
金融資産の保有額(貯蓄ゼロ世帯を除く)
次に、貯蓄ゼロ世帯を除くとどのようなデータになるのでしょうか。
貯蓄ゼロ世帯を除くということは、金融資産を持っている方のみでの統計データになるということです。
平均値 | 中央値 | |
20代 | 198万円 | 80万円 |
30代 | 572万円 | 300万円 |
しっかりと貯蓄している(金融資産を保有している)のがわかりますね。
20代の場合、100万円未満が全体の51.1%、200万円未満まで広げると、全体の70%にもなります。
少しずつでも貯金している方が多いと推測されます。
30代の場合、100万円未満が全体の22.3%となった一方で、1,000万円以上は19.8%にもなります。
少し乱暴な言い方をしますが、30代の5人に1人が100万未満、しかし、同じく30代の5人に1人が1,000万円以上の金融資産を保有しているということになります。
銀行に預ける?
ここでは、金融資産を保有している世帯のうち、保険や株式等を除き、預貯金としている金額を確認します。
金融資産保有額(平均) | 預貯金 | |
20代 | 198万円 | 133万円 |
30代 | 572万円 | 281万円 |
20代では保険や株式投資などには手を付けず、預貯金としている方が多いです。
30代になると、少しずつ株式投資などに資産を分散していくようです。
収入からの貯蓄割合
ここでは、金融資産を保有している世代のうち、収入に対して、どれくらいの割合を貯蓄に回しているかをご紹介します。
年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合
ここでは、ボーナス等の臨時収入を含みつつ、定期収入からの貯蓄割合を見ていきます。
わかりやすくランキング形式にします。
まずは20代。
1位 | 10%~15%未満 | 15.5% |
2位 | 35%以上 | 13.8% |
3位 | 5%~10%未満 | 11.0% |
番外 | 貯蓄しない | 27.1% |
次に30代。
1位 | 10%~15% | 19.1% |
2位 | 35%以上 | 11.9% |
3位 | 20%~25%未満、30%~35%未満 | 9.0% |
番外 | 貯蓄しなかった | 24.1% |
「貯蓄しなかった」という方が一番多いですね。
30代になると、収入が増えている関係と思われますが、貯蓄の割合が大きくなっているのがわかります。
臨時収入等からの貯蓄割合
つぎに、臨時収入等に絞って、貯蓄割合を見ていきます。
まずは20代。
1位 | 60%以上 | 16.1% |
2位 | 50%~60%未満 | 6.8% |
3位 | 10%未満 | 6.2% |
番外 | 貯蓄しなかった | 20.6% |
次に30代。
1位 | 60%以上 | 18.3% |
2位 | 50%~60%未満 | 8.6% |
3位 | 10%未満 | 4.3% |
番外 | 貯蓄しなかった | 19.1% |
「貯蓄しなかった」という方が多いのは先ほどと同じですが、貯蓄しようと考えた場合、多くの方が収入の60%以上を貯蓄しています。
「臨時収入は貯蓄に」という考えを持っている方が多いようです。
金融資産の保有目的
何のために貯蓄するんですか?という設問もあったので、チェックしてみました。
すると、20代・30代ともに、
「とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心」
「老後の生活資金」
の2つに回答が集中しているのが目を引きました。
特に、「老後の生活資金」のためと答えた割合は、20代が28.5%であったのに対し、
30代は54.0%と跳ね上がっているのは注目に値します。
貯蓄の目標金額
目標金額についても設問がありました。
まず20代ですが、1,000万円~1,500万円未満を目標としている方が最も多く、16.4%でした。
1,000万円以上とすると、32.9%になり、多くの方が1,000万円をひとつの目標にしているのがわかります。
また、200万円未満を目標としている方が29.4%となっているので、100万円を目標としている方も多いのではないでしょうか。
次に30代ですが、1,000万円~1,500万円未満を目標としている方が最も多く、18.3%でした。
1,000万円以上とすると、54.3%にまで上昇します。
ちなみに、200万円未満を目標としている方が、12.6%となっていますので、20代での目標をクリアした方が増えたものと思われます。
まとめ&けぶろぐの編集後記
ということで今回は、30代のリアルな貯金についてあれこれ調べてみました。
比較のために20代のデータもご紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか。
みんな貯金してるんだな~
思っていたよりも貯金額が少ないもんなんだな~
いろんな感想を持ったと思います。
令和元年版ですので、令和2年2月現在における最新のデータです。
また発表されましたら、ご紹介したいと思います。
今回のこの記事は、私が30代に入ったということもあり、30代のリアルライフを記事にしていこうと思い立ち調べてみました。
今後も30代のリアルライフを中心に記事を発信していきますので、また読みに来ていただければ思います。
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