「20代・30代の腕時計の選び方講座 第3回~機能編~」では、「二針・三針」や「クロノグラフ」といった機能面のお話しをしました。
まだ読んでいない方はぜひ読んでくださいね。
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20代・30代の腕時計の選び方講座 第3回~機能編~
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第1回=ブランド、第2回=ムーブメント、第3回=機能と順調に知識を増やすことができていればうれしいです。
当講座にはじめて来たよ、という方にこの講座について簡単にお話しします。
当講座は「腕時計を買おうと思うけど、どうやって時計を選んだらいいのかわからない!」
という方に向けて発信しています。
どんなブランドが、いくらで、そもそもなんで「高級」なのか。
電池式(クオーツ)じゃない時計があるって本当?
時計をプレゼントしたいけど、なにをプレゼントすれば相手が喜んでもらえるかわかんない!
こうした疑問を「20代・30代の腕時計の選び方講座」として、複数回にわけることでを解決できるようにしました。
この講座を読んでいけば、「どうやって腕時計を選べばいいのか」のヒントをつかんでもらえますし、
「自分だけの理由・ストーリーを持って時計を所有したり、大切な人に送ったりすることができる」ようになるはずです。
こんな方におすすめ
- 腕時計初心者の方
- 新社会人やサラリーマンの方
- 30代を迎えたので記念の一本を探そうとしている方
- ボーナスが入ったので高級時計を買おうと考えている方
- 結納・婚約指輪のお返しを探そうとしている方
- 誕生日プレゼントを探そうとしている方
講座の全体像
腕時計の選び方は、たくさんの観点がありますので、大枠を簡単にご紹介します。
第1回は、どのようなブランドがあるのか、主要なブランドを知っていただきました。
以降、具体的な時計の個性を知っていただくということで、第2回は駆動方式、第3回は機能についてお話ししました。
当講座もいよいよ後半戦。
第4回である今回は「形」についてです。
腕時計は丸い形だけではありません。四角形や三角形もあります。
形というのは遠くからも見える個性のひとつだけに、じっくりと選んでいきたいです!
形について
当講座で知っていただきたいのは以下の4つです。
・ラウンド型(丸型)
・スクエア型(四角型)
・三角型
・トノー型(樽型)
・多角形
ラウンド型
いわゆる丸い形で、万人が自然に身に付けられるという点が最大の特徴です。
…というのはみなさんよくご存じですよね。
それは時計メーカーもよくわかっているので、いかにしてアイコニックなデザインにしていくかを競い合っています。
シンプルな三針モデルにすれば、ビジネス・冠婚葬祭・プライベートとあらゆる場面で万能なデザインになります。
クロノグラフだとすれば、ストップウォッチに用いる針をどこに配置するかによって、スポーティな印象にも、エレガントな印象にもなります。
ダイバーズウォッチという、いわゆる「潜水時計」では、潜水時間が正確に測れるようにベゼル(時計の縁)が回転するようにできています。
さらに、「黄金比」を活かすこともできます。
超高級ブランドなので、第1回「ブランド編」ではご紹介しませんでしたが、ドイツのA.ランゲ&ゾーネというブランドの「ランゲ1」という時計は、徹底的にこだわりぬいた黄金比デザインで見るものを魅了します。
このように、定番の形であるからこそ、工夫されたデザインが世に送り出されているのです。
メモ
この記事で押さえておきたいラウンド型の時計
・グランドセイコー 9Fクオーツ
・タグ・ホイヤー カレラ
・IWC ポルトギーゼ
・ロレックス サブマリーナ
・A.ランゲ&ゾーネ ランゲ1
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スクエア型(四角形)
四角形の時計というのは、強烈な存在感があります。
例として、タグ・ホイヤーの「モナコ」、ジャガールクルトの「レベルソ」、女性向けにはカルティエの「タンク」「サントス」が有名です。
ジャガールクルトは、知る人ぞ知るブランドとして、知っているひと同士では非常に盛り上がるブランドです。
ですが、一般的に広く知られているわけではありませんし、高級時計ブランドなのでランゲ&ゾーネ同様、第1回の講座ではご紹介しませんでした。
トノー型の部分でご紹介する、「フランクミュラー」も同様です。
※ただし、ランゲもルクルトもフランクミュラーも時計界では超大物ブランドですので、ここで一緒に覚えましょう。
さて、タグ・ホイヤーの「モナコ」は非常に派手な時計ですので、プライベートが主な使用場面になるでしょうか。
唯一無二のデザインなので好みが分かれますが、ぶっ刺さった時の印象の良さは丸型の追随を許しません。
ぜひ検討してみてください。
一方で、ルクルトの「レベルソ」は「モナコ」とは真逆にエレガントを極めています。
印象操作として、落ち着きがあるひとに見られたいとか、重要な地位にあることを示したいということであれば、レベルソを身に着けることでうまくいくかもしれません。
しかもレベルソは、裏返すことができるというびっくりな機能があります。
裏面には、時計機能があれば、気分で使い分けたり、第二時刻(たとえばロンドンの時刻)を設定しておくこともできます。
時計機能ではなく、自分のイニシャルなど、好きなデザインを彫ることもできます。
世界でたった一つの自分だけの時計をつくれます。
カルティエは誰しもが知る世界5大ジュエラーです。
そしてカルティエはジュエラーでありつつも、有力な時計メーカーでもあります。
そんなカルティエの時計、四角型モデルが非常に有名です。
「タンク」と「サントス」です。
誕生秘話まで語ると長くなるのでやめますが、「タンク」は長方形、「サントス」は(おおまかに)正方形になります。
ジュエラーが手掛ける時計だけに、エレガントな仕上げになっているだけでなく、女性の腕に絶妙になじむデザインになっています。
ビジネスの場で見かけることがとても多く、たくさんの女性に支持されているのが体験として理解できます。
また、ペアウォッチにもできますので、パートナーと一緒に買ったり、贈ったりするのも素敵ですね。
メモ
この記事で押さえておきたいスクエア型の時計
・タグ・ホイヤー モナコ
・ジャガールクルト レベルソ
・カルティエ タンク
・カルティエ サントス
トノー型(樽型)
トノー型というのは、丸と四角の中間のようなかたちで、樽型ともいわれます。
フランクミュラーの「カサブランカ」をここでは例としてご紹介します。
フランクミュラーはこれまでの伝統的な時計像とは違う時計を世に送り出してきていることから「時の魔術師」と言われています。
形もそうですが、文字盤のデザインも個性的で、多くの人の目を引き付けます。
写真の「カサブランカ」も十分にデザイン性の高いものですが、他のコレクションに比べればまだ落ち着いているほうでしょうか。
トノー型の時計そのものが、あまり多く出回っていないというのも、選ぶポイントになると思います。
メモ
この講座で押さえておきたいトノー型の時計
・フランクミュラー カサブランカ
三角形
三角形の時計といえばハミルトンの「ベンチュラ」ですね。
というか、この時計以外の紹介ができないくらい、存在感が際立っています。
この形の時計は大きくプライベートによせたデザインです。
三針とクロノグラフを中心に、クオーツ式も機械式も用意さています。
また、デザインも非常に豊富で、選ぶ楽しみも増えてきました。
メモ
この講座で押さえておきたい三角形の時計
・ハミルトン ベンチュラ
まとめ
今回は「腕時計の選び方講座 第4回~形編~」ということで、時計のカタチに焦点を当ててお話ししてきました。
たくさんのかたちを見てきましたが、気になる時計は見つかりましたでしょうか。
ここまで、「ブランド」「ムーブメント」「機能」「かたち」とみてきました。
次回は「ベルト」です。
そしてベルトのデザインをみると、いよいよ欲しい(贈りたい)時計のイメージが固まるはずです。
そこで、最後に予算を確認していきます。
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